日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年11月5日話が苦手なら、話すことで改善しよう


★話すことに苦手意識がある人は多い


あなたは話すことに苦手意識がありますか?

世の中の多くの人が、話すことが得意ではない、苦手だ、と思っているようです。

話すことに苦手意識があると、人前での話を避けたりします。

また、話さなければならない場合でも、上手く話せなかったことを悔やんだりします。

できればこういう思いはしないで済むようにしたいものです。

しかし、社会で生活している限り、人前で話すことを避け続けることはできません。

従って、人前での話が苦にならないように改善することを考えた方が賢明でしょう。

そのためには、自ら進んで話す場を持つことが効果的です。

 

 



★話は話すことで改善する


日本話し方センターのベーシックコースでは、毎回、受講生が2分間のスピーチを行っています。

多くの受講生は、そのスピーチの「ネタ」探しに毎回とても苦労しています。

受講期間中は2週間毎にスピーチを作らねばなりませんので大変だと思います。

しかし、あえて人前で話す機会を設けてトレーニングすることは、コミュニケーション能力を向上させたり、あがり症を克服したりする上でとても重要なことなのです。

以下に、そのメリットを3つお話します。

 

★情報を集めて考える習慣がつく


私たちは日常、新聞やテレビ、インターネットなどから様々な情報を得ています。

しかし、自分の仕事に関係するものや興味があるもの以外は、聞いたことも見たことも翌日にはほとんど覚えていません。

人は、せっかく得た情報も、それを使うことがなければ記憶に留めようとはしません。

しかし、ベーシックコースでのスピーチ実習があると、スピーチを作成して話さねばならないので、日常で得た情報を活用しようとして、より多くのことに目を留めようとします。

従って、ベーシックコースに通っていなくても、職場での朝礼など定期的に人前で話をする機会があれば、色々と情報を集めようとするでしょう。

そして、どんな話題にしようか、その話題をどのように話そうか、などと考えるはずです。

 

また、人に聞いてもらう話をしようとすれば、話す話題を見つけるために常に情報を広く集めようとするので、物事に対する観察力も磨かれるでしょう。

これにより、見つけた話題をいい話に仕上げるために思考力や洞察力も鋭くなっていくはずです。

つまり、人前で話をすることは、自身の視野を広げ、思考を深くすることに繋がるのです。

人前で話す機会は、職場であれば、朝礼や定期連絡会など、少ない努力で作れます。

ぜひそういう機会を敢えて作っていただきたいと思います。


★目線があがる


人前で話す際、少しでもいいことを言おうとします。

人は日常に没入していると、現実的なことしか意識しないので、視野は狭くなり、考え方も自分中心のものになるでしょう。

しかし、自分の考えを人前で表現する場では、現実的な話ばかりもしていられません。

教訓的なものであったり、ポジティブなものであったり、何れにしてもいい話をしようとします。

そうした話をし続けることで、その考え方が自らにも浸透していきます。

その結果、以前よりも良いものの考え方が身についていくようになるのです。

こうして、人前で話すにつれて、考え方が人に良い影響を与えるものに変化していきます。

そういう人が職場で増えていけば、きっと職場の雰囲気、風土もポジティブなものになっていくのではないでしょうか。

 

★あがり症を改善できる


そして、人前で定期的に話す機会があると、何度も話をすることであがり症も改善されていきます。

但し、単に場数を踏むだけではあがり症は改善しません。

話す毎に以前よりも良くなった点や次に話す際の課題などを考えながら少しずつ成功体験を積むことで、あがり症は改善していきます。

小さいことでもいいので、話す度に成功実感をつかむことを心がけてください。

そうすれば、必ずあがり症は確実に抑えられていきます。

 

さて、ここまで述べてきたように、人前で話す機会を設けることはいいことずくめなのです。

是非皆様も、職場などでお互いの考えを述べ合う定期的な場を作ってみてください。

 

★話し方を学びませんか?


定期的に話す場を作ることができれば良いのですが、実際には話が苦手な人が改善努力を一人で続けるのはとても忍耐を要することです。

日本話し方センターのベーシックコースでは、話が苦手な人が集まってお互いに切磋琢磨し、刺激を受けながらあがり症や話し方の改善に取り組んでいます。

こうしたトレーニングの場は、苦手なことを改善する上でとても効果があります。

ぜひ受講をご検討ください!
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